串間合鴨水稲会 宮崎県農民連に団体加入ふるさとネットは魅力です販路強化にもってこい
「串間合鴨水稲会」(内野政利会長)は八月末、宮崎県農民連に団体加入しました。思いは、農民連ふるさとネットを通じた販売網の強化です。 「合鴨水稲会」は、アイガモを利用した無農薬米を作っています。会員は九人で、栽培面積は、早期米二・五ヘクタール、普通期米一ヘクタール。お米だけでなく、減農薬の野菜や果物、平飼い卵なども扱っています。 発足は一九八八年。それまで個々に安全にこだわって作っていた農家が一つにまとまりました。 串間市の地場産業振興会が主催するイベントなどで、安全でおいしいお米や野菜をPR。「最近は、生協や米屋さんからの注文が増えて、お米が足らないくらい。食の安全に対する消費者の関心の高まりを実感しています」と語るのは、会員で農業委員を二十年務める武田康典(51)さんです。 農民連に団体加入するきっかけは、会員が無農薬で作る完熟キンカン。既存の流通ルートでは、キズがどうしてもついてしまう無農薬キンカンは、買いたたかれたり、販売できなかったり。その農家が「農民連というのがあるらしい」と切り出し、新聞「農民」を購読している武田さんが「最近、全国的なネットワークを作ったそうだ」と話しました。 会員総会では、宮崎県連の村尻勝信副会長に来てもらい、農民連の説明を聞いて協議。全員一致で加入を決め、その場で生産物調査用紙も記入して提出しました。 武田さんは、「消費者と生産者がお互いに顔が見える関係を作っている全国の農家と一緒にがんばって農業を続けていきたい」と、豊富を語っています。
(新聞「農民」2004.10.11付)
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[2004年10月]
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