いよいよ稲刈りの日コンバインに挑戦も西東京・米研ドタバタ奮戦記生産者との距離さらに近づく
「ものを作ってこそ米屋」「田んぼをイメージできる販売を目指す」との心意気で始まった西東京米研の米屋さんによる米づくり。九月二十日、いよいよ稲刈りの日を迎えました。 思い返せば、五月五日の田植えから、無農薬・除草剤不使用の米づくりは、炎天下の雑草取りなど、大自然との苦闘の連続。その思い出が、今日という日をよりいっそう感慨深くしています。 参加したメンバーは、西東京米研から大沢米店の内山栄二さん、金井米店の金井一浩さん。それに農民連印旛センター組合員など約十人の助っ人部隊。これまで鳴り響くことのなかった機械音も軽やかに、小倉毅県連事務局長のコンバインが、たわわに実った稲を刈り取っていきます。 内山さん、金井さんもコンバイン操縦に挑戦。刈り取り後の田んぼには、逃げ場を失った虫を目当てに白サギが多数飛来し、収穫の喜びを分かち合いました(写真)。 モミは近隣の組合員、後藤八郎さん宅のビニールハウスで天日干し。モミすりは数日後ということではっきりしませんが、十アール当たり三百キロの収量はクリアした模様です。 この後の昼食を兼ねた交流では、「農民連ふるさとちばネットワーク」による各店配送のスピーディな対応や、栽培履歴を介しての情報交換などが話題になり、生産者と米屋さんの距離がさらに一歩近づいたようで、新たな準産直の形に胸をふくらませています。 (千葉県農民連 飯尾暁)
(新聞「農民」2004.10.4付)
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[2004年10月]
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