青森リンゴ 台風被害139億円被災農家が頑張れる助成策を県農民連が農水省に対策要請
米国産リンゴ火傷病対策も青森県農民連は十七日、農水省の金田英行副大臣に「連続する台風被害およびりんご被害の対策」を要請しました。日本共産党の高橋千鶴子衆院議員、大門みきし参院議員が同席しました(写真〈写真はありません〉)。台風18号による暴風雨で、リンゴ被害は百三十九億円余りにおよびました。要請項目は、(1)激甚災害の指定、(2)果樹共済金の年内支払い、(3)薬剤費への助成、(4)加工リンゴへの助成、(5)防風ネットなどの助成対象を認定農家やわい化栽培に限定しないことなど。他に輸入リンゴ果汁の残留農薬検査、果実果汁の原産国表示の義務づけ、そしてアメリカ産リンゴの火傷病対策です。 農水省は、共済金の支払いについて、仮渡し制度も使って年内支給できるよう指導すること、防風ネットなどの助成対象では、認定農業者などに限定するものではないことを回答。また火傷病対策について、青森県農民連の須藤宏事務局長が、万一国内に侵入した場合の防除マニュアルが作成されていないと指摘したのに対して、農水省はその事実を認め、検討すると答えました。 要請に参加した弘前市の農家、斉藤正俊さんは、一・五ヘクタールのリンゴ園のうち約半分で被害にあいました。「こんな時こそ、国は、私たちが次にむかってがんばれるような施策を!」と訴えていました。
(新聞「農民」2004.10.4付)
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[2004年10月]
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