「農民」記事データベース20040906-650-08

茨城県西食健連 横浜港の輸入食品見学記

私の好きなキクラゲが輸入
なんで日本で作れるのに!!


 「私は、横浜見学に行ってちょっと残念なことがあります。それは、大好きなキクラゲが輸入されていたこと、犬や猫のエサの肉や魚も輸入だったこと。家に帰ってから犬のエサの缶詰を見ると『オーストラリア』と書いてあり、猫のエサの缶詰には『タイ』とありました。私は、なんで日本で作れるものも輸入するんだろうと思いました」(小学四年 久保美緒)

 茨城県西食健連は八月五日、「横浜港輸入食品見学」を行い、小学生四人を含む十三人が参加。全税関の濱秀人さんに、塩蔵野菜が山積みの倉庫を案内していただきました。

 倉庫の中は、塩漬けされたワラビ、キュウリ、若竹、ナス、キノコなどのたるや木箱がたくさん並んでいます。

 見学後の昼食で、娘の美緒は、ふだん好んで食べるキクラゲを口にしません。気まぐれかと思ったのですが、家に帰ってからペットの犬と猫のエサ用缶詰を見て「本当だ…」とがっかりしたように言い、さらに「キクラゲ食べられなかった…好きだったのに」と。

 自国で生産できるものをわざわざ輸入するバカバカしさ。「子どもでも理解できるのになぜ?」とつくづく考え、「地産地消」の大切さを再認識しました。

(茨城県西農民センター 久保幸子)

(新聞「農民」2004.9.6付)
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2004年9月

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