農民連の産直運動と結んで仲間づくりを新婦人産直担当者会議
新婦人中央本部は七月三十一日、都道府県本部産直担当者会議を開きました。「農民連が“ものを作ってこそ農民”の真価を発揮して、安全・安心、信頼できる食べものを届けてくれる」と高田公子会長。「食べることは誰もが感じる喜び。産直運動の強みを生かして、仲間を大きく増やそう」と訴えました。 笹渡義夫・農民連事務局長を講師に招いて、「食の安全と農業をめぐる情勢」について学習。安達絹恵担当常任委員が「食の安全を求めるすべての人に産直を広げて、食料自給率の向上で日本の農業を守ろう」と報告しました。 討論では、楽しく魅力ある豊かな産直で仲間を広げている多彩な経験を交流。「農民連の申し入れで堆肥づくりに挑戦」(奈良)、「産直品を使って、おしゃべりしながら夕食のおかずを作る『おかず小組』が大好評」(千葉)、「赤ちゃん小組の若いお母さんのために『産直レストラン』を開いている」(大阪)といった発言が相次ぎます。 また、「十五〜十六年前に産直を始めたときの初心に返ることが大事」「国際シンポに参加して、新婦人と農民連の産直運動が、世界の流れに合致していることに自信を持った」といった声があがりました。 新潟県本部の外山悦子さんは、集中豪雨の被害を被った新婦人会員を、新潟農民連県央センターが一軒一軒訪ねて、米や野菜などの救援物資を届けてくれたことを紹介。「農民連と新婦人の信頼関係に、感謝・感激した」と語りました。 安達さんはまとめで、「発展しているところは、担当者を置いて会議を開き、ニュースで伝えて、農民連ともよく協議するなど共通点がある。お互いに励まし合える関係をつくることが大事」と述べました。
(新聞「農民」2004.8.16付)
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[2004年8月]
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