「農民」記事データベース20040816-648-11

憲法九条 今こそ世界に輝かせよう

著名文化人など呼びかけ 「九条の会」発足、記念講演会


 憲法改悪の動きが強まるなか、「平和を求める世界の市民と手をつなぐために、あらためて憲法九条を激動する世界に輝かせたい」と、著名な文化人が呼びかけ人となって、「九条の会」が発足。その記念講演会が、七月二十五日、東京都内のホテルで開かれました。(写真〈写真はありません〉

 呼びかけ人は、作家の井上ひさしさん、大江健三郎さん、小田実さん、澤地久枝さん、評論家の加藤周一さん、鶴見俊輔さん、梅原猛さん、憲法研究者の奥平康弘さん、そして三木武夫記念館長の三木睦子さんの九人。

 この日の講演会で井上さんは「最後の何人になろうとも、九条を守り抜く決意」を述べ、三木さんは「九条を守るために大勢のご賛同を」と呼びかけました。そして大江さん、奥平さん、小田さん、加藤さん、澤地さん、鶴見さんが、憲法九条への思いを、それぞれの立場や体験の中から、講演。会場いっぱいに集まった千人の参加者から、共感と連帯の拍手、声援が送られました。

 「九条の会」では、年内に札幌、仙台、京都、大阪、福岡、沖縄など主要な都市で講演会を開催する計画です。また、三つの提案―(1)「九条の会」アピールに賛同する会を各地域・分野で作っていく。(2)「九条の会」のメッセージをポスターやビデオなどで広める。(3)みんなの手で学習会や交流会を開く―を行い、参加者は大きな拍手でこたえました。

(新聞「農民」2004.8.16付)
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2004年8月

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