ふるさとの原風景を残そうホタル祭り
〈千葉・山田〉1万2千人の町 千5百人も参加山田町は千葉県北東部の人口一万二千人の町。町名は田畑・山林に恵まれた純農村地帯であることに由来します。そんな昔ながらの自然、里山のあるふるさとの原風景を残そうと、ホタルやメダカの生育環境を守る活動が「山田町ほたるの里保全育成協議会」によって進められています。そして七月十九日、同協議会と町商工組合、農民連山田町農民組合(宇井正一組合長)の協賛で、第一回「ほたる祭り」が開かれました。会場となった古代米が育つ谷津田には、商工組合や農民組合が出店して、お祭りムードを盛り上げます(写真〈写真はありません〉)。新鮮なメロン、甘〜いトウモロコシ、キャベツ、ニラなど野菜・果物の直売にも、人だかり。宇井組合長は、山田町を“国道も鉄道もない千葉のチベット”などと言いますが、約千五百人が訪れ、作物を作る農家をはじめ町民のパワーはますます健在と感じました。 毎年七月の海の日に開催されることになった「ほたる祭り」。田面を舞うほのかな光を眺めながら、農業と自然を守り、住民が力を合わせる町おこしが、今後いっそう進むことを願わずにいられない一時でした。 (千葉県農民連 飯尾暁)
広島大豆トラストみんなで草取り作業イノシシ被害が心配です梅雨明けから一週間経った七月十九日、広島大豆トラストの“草から大豆を守る作業会”が開かれました。とは言うものの、六月十三日に種をまいた畑は、長雨で発芽不良。リザーブとして用意していた、となりの畑で行いました。草取り後は、追肥と土寄せのほか、刈払い機を使った草刈りを体験しました。お昼は、特設したレストゾーンで弁当を食べながら、家庭菜園、果樹のせん定、イノシシの狩猟免許といった話題に花が咲きます。牛のBSE全頭検査の必要性など、食品の安全性についても語り合いました。また、今から収穫後の味噌の仕込み作業のことに話が及び、手作りジャムやアイガモのくん製を持ち寄り、豊かな昼食会をしたいなどと盛り上がりました。 ただ、畑の近くに出没するイノシシの被害が心配。リザーブのリザーブの畑に収穫の望みを託すことがないよう願っています。 (広島県農民連青年部 木戸菊雄)
(新聞「農民」2004.8.9付)
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[2004年8月]
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