「農業守る」は健康を守ることに
農民連本部に読者から次々届く
自給率向上の国民署名
群馬 40筆分を集めてくれた患者さんも
全国食健連が、来春までに百万筆を目標にとりくんでいる「食料自給率の向上を求める国民署名」。新聞「農民」で紹介されるや、読者の方からたくさんの署名が農民連本部に寄せられています。四〇%と異常に低い日本の食料自給率。ところが小泉内閣は、「食料・農業・農村基本計画」で掲げた四五%に向上させる目標すら放棄しようとしています。署名を集めてくれた読者の方々に、食料・農業への思いを聞きました。
群馬健康会館 西本多美江さん、宇津野ユキさん 安かろう・まずかろうのファーストフードではなく、地元で採れる旬のもの、日本の農業こそ大事にすべきです。農業問題というと生産者の問題だと思われがちですが、本当は国民一人ひとりの生命の問題ではないでしょうか。
私たちは、健康相談・療養相談にとりくんでいます。毎日訪れる利用者が、新聞「農民」をコピーして玄関に置いてある署名用紙に、自主的に書いていってくれます。また、「友の会」の総会で呼びかけたところ、パーキンソン病の患者さんが後日、身のまわりの人に訴えてくれたのでしょう、四十筆分の署名を届けてくれました。
「日本の農業を守らなければ、自分の健康も守れない」。この思いで、今後とも農家の方々と力を合わせていきたい。
(新聞「農民」2004.8.9付)
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