「農民」記事データベース20040628-641-02

第4回保育園・学校給食交流集会

地域と結びついた給食を“安全・安心”求め質向上へ


 「子ども期を大切に 地域と結ぶ給食を」――。第四回保育園・学校給食交流集会が六月十三日、東京で開かれました。家庭栄養研究会と食べもの通信社が共催したもの。全国から栄養士・調理員、父母、業者、農民など約百六十人が参加しました(写真〈写真はありません〉)。

 浅井春夫・立教大学教授が「子どもをはぐくむ給食の条件―企業に任せてよいのか」と題して講演。「学校給食や保育所の民間委託が進められているが、外国では既に民営化路線が総括され、政権交代が起きている」と述べて、「安心・安全」「一人ひとりに配慮できる」「子育ての重要な柱として位置付いている」給食へと質を高める議論をしていこうと訴えました。

 続いて三つの分科会に分かれて交流。「教育としての給食―地域の農産物をとりいれて」では、練馬区の農家が「学校給食に取り組むことは、農業への誇りと後継者を育てる」と述べて、野菜の供給から生ゴミリサイクル、「総合的な学習」など積極的なとりくみを報告。鳩ケ谷市の栄養士は、自校直営の給食を守る運動を通じて、市民とともに学ぶ講演会・学習会を積み重ね、地元野菜の給食や食材に触れる授業を実現、子どもたちにも好評なことを紹介しました。

(新聞「農民」2004.6.28付)
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2004年6月

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