旬の味
長野県の田中知事の住民票移動問題で話題になった泰阜村の松島貞治村長の講演を聴いた。その時の松島語録を紹介したい▼開口一番「私は自治労の活動家でした。ところが最近、自治労連や共産党の方々からのおよびが多い。人によっては、共産党の首長より共産党らしいと言われる」「いま進められている市町村合併は理念なき合併で、何のための合併なのか、住民にはさっぱりわからない」▼自治体に求められているものは何かという話題に及ぶと、「大きいことで効率的になるなんていうのはおかしい。教育は少人数の方がいいし介護などの福祉も狭い単位の方がはるかにいい」「寝たきりのおばあさんがおじいさんの墓参りに行きたいという。役場の職員が民生委員とか親戚を手配するのに二日かかった。自分が行けば一時間ですむ」▼最後にこれぞ至言。「行政の職員は、ああだこうだと説明して、だから出来ないと言うのがうまい。でもそんな時間があったら、どうしたら住民の要求を実現できるか、一緒に考え、行動する職員になってほしい」。 (本)
(新聞「農民」2004.6.21付)
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[2004年6月]
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