旬の味 小玉スイカ「マダーボール」いま人気上昇中
おいしさNo1 安全性で工夫も千葉・船橋農産物供給センター夏の果物といえば、スイカ。船橋農産物供給センターでは、八街市の生産者を中心に、ラグビーボール型の小玉スイカ「マダーボール」の生産に力を入れています。船橋センターでは、マダーボールを作りはじめて十二年、生協の注文にこたえて毎年生産を拡大してきました。好評の理由は、第一においしさ、第二に皮の際まで食べられる、第三に冷蔵庫に丸ごと入って核家族にもぴったり、と三拍子そろっているところです。 マダーボールは糖度がとても高く、肉質がやわらかくて小玉スイカではナンバーワンのおいしさです。反面、皮が薄くて割れやすいので扱いづらく、大玉スイカに比べてあまり日持ちがしません。だから、産直品として計画的に販売するにはとても苦労します。 長谷部幸夫さんは、八街の生産者のリーダーとして、三十アールの畑でマダーボールを作っています。「毎日祈るような気持ちで天気予報を見ている」と長谷部さん。スイカに限らず農産物は天候に左右されますが、マダーボールも交配時に気温が低かったり、雨や曇天が続いたりすると、着果が悪くなるそうです。「今年も大事なポイントで低温や日照不足があって苦労した」と言います。 また、長谷部さんたちは、安全でおいしいマダーボールを作るために様々な工夫をしています。モミ殼やコーヒー粕、鶏糞を原料にした完熟堆肥をたっぷり使い、ミツバチ交配を導入。農薬も慣行栽培の半分に減らしています。 出荷の最盛期は、六月下旬ころ。これから暑くなり、のどが渇いて水分が欲しくなった時には、ぜひマダーボールを食べてみてください。七月中旬まで、2L(四玉入)二千四百円、L(五玉入)二千五百円で全国発送できます(送料別)。お問い合わせは、船橋農産物供給センター 電話047(457)4081まで。 (船橋農産物供給センター 染谷明宏)
(新聞「農民」2004.6.21付)
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[2004年6月]
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