「農民」記事データベース20040531-637-015

分析センターだより

いろいろな生きた声がセンターを支える力に


 分析センターは、今年五月二十二日で八歳になりました。大きな期待と限られた機材でスタートしたセンターも、今では分析施設として十分な能力を備えるまでになりました。

 クールな目で見るなら施設にとって資金面での支えは欠かせません。しかし、それとは別に私が感じるのは、日焼けした半袖の腕でしてくれた痛いほどの握手や、ストーブの上でヤカンがカンカン鳴っている六畳間での質問攻め、遠い島から送られてきた現金書留とその中の丁寧な字の手紙、施設見学の資料を握りしめながら良い野菜を作る組織にしたいというまっすぐな熱意、そんな生きた声がこの施設を支えているということです。そうした場面に出くわす度に、この施設があって本当に良かったと感じています。

 今年はスタッフの増強もされました。今までより厚みのある活動ができるようになっていくと思います。そうした日々の仕事の中から、少しでも分析センターの情報をお届けできるように努めていきたいと思います。

(H)

(新聞「農民」2004.5.31付)
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2004年5月

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