本の紹介長瀬道隆写真集「農の心―農村景観日本一の里に生きる」米を大切に生きてきた民族の原点を撮る
岐阜県の東南部にある岩村町は、国土問題研究会から農村景観日本一の折り紙を、また日本の美しいむら景観コンテストの集落部門で、農水大臣賞を受けた地域。 写真家の長瀬道隆さんは、この地域に魅せられ、数年間かよって、美しい農村の景観とそこに住む人々の暮らし、「米を大切に生きてきた民族の原点」を写し撮ってきました。 ここに収められている六十七枚の写真は、「今年も米がぎょうさんできるよう」神様へのお供えから始まり、稲の成長とともに多くの神仏に豊作を願い、そしてまた秋の収穫に感謝して終わっています。そこには、自然の美しさとともに、安らぎと郷愁も感じさせてくれます。 そしてなによりもこの写真集は、農の心を踏みにじる農政が続くなかで、「農業のすばらしさ、里山の暮らしとその心を写真によって伝え応援することで、この暮らしが永遠に続けられていくことへの願い」(名古屋短期大学教授小川雄二さんの推薦の言葉)が込められています。
この写真集(みずほ出版、定価2千円)をご覧になりたい方は、左記まで。
(新聞「農民」2004.5.24付)
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[2004年5月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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