準産直米 関心高く魅力も感じる宮崎県農民連 参加呼びかける連続説明会
“米を守る運動なんだ”「農民」号外で「米改革」を討論宮崎県連は、執行委員会で準産直米の目標を千俵(超早場米五百俵、普通作米五百俵)に決め、米アンケートで関心の高かった班への説明会を順次開催しています(写真〈写真はありません〉)。四月十九日に開いた西都市山田班では夫婦同伴で十九人が参加。山田班は十三戸の班ですが、そのうち十一戸が参加し、「米改革」に対する不安と準産直米への関心の高さが示されました。 はじめに、新聞「農民」のカラー号外を使って、米に関する情勢と「米改革」の内容を説明。「米改革」が農家を激減させるもので、「過剰米」を三千円で質流れにすることや転作の補助金がなくなっていくことに不安が広がりました。 行政や農協の説明では「今年から減反の配分が数量に変わりました」という程度で本質的な話はまったく伝えられていません。米を守る運動として、価格保障を求めることの重要性がこもごも語られました。 さらに討論では「準産直米の検査はどこでするのか?」「輸送はどうするのか?」「価格はどうなるのか?」などの質問が次々と出されます。参加者が、自分の作ったお米が袋のまま、卸を介して米屋さんで売られることに魅力を感じていることが、ひしひしと伝わってきました。 「この地域の米は、粘土質で水もきれい、寒暖の差もあり、おいしいと人気がある」といった声もあがり、「農協に出す以外の米を準産直米として出荷しませんか」との呼びかけに、確かな手応えを感じます。「〇四年産 私の準産直米の目標と計画」用紙を全組合員に配って、班長さんに届けてもらうことを確認しました。 また、この説明会をきっかけに、組合員さんからの紹介で新しい組合員を一人迎え入れることができました。 (宮崎県農民連 来住誠太郎)
(新聞「農民」2004.5.17付)
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[2004年5月]
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