松尾佐知子のやっぱりごはん(月2回掲載)
「WTO協定改定と食糧主権確立を求める国際シンポ」に参加した。WTO協定で、日本だけでなく、世界の農業が破壊されようとしていることに、怒りを感じた。 私が参加している産直運動や大豆トラスト運動が、日本の農業を守るばかりでなく、農業を愛する世界の人々と手を結んでいける運動であることを知った。 シンポの会場から、岩手県の阿部四郎さんが「早く帰って種をまきたい。それを思うとワクワクする」と発言された。土を愛し、作物を生産する農民の力強さと愛情が伝わってきて涙が出た。 新聞「農民」に原稿を書いて早や一年。「やっぱりごはん」の内容にふさわしく、意識して米中心の食生活にしたら、米の消費量が増えた。「農民」を通じて、いろいろな人と出会い、学ばされ、私も地に足が着いたように思う。これからも日本の食文化を守り伝えるために、その種をまき続けたい。 「やっぱりごはん」は今回で終了。万歳! よりグローバルに成長した私と、母のわがままに付き合ってイラストを描いてくれた娘(友子)のために、明日は赤飯を作り、お祝いしたい。 どうぞ、「農民」の読者のみなさん、お元気で、平和と食糧主権の種をまき続けて下さい。 (管理栄養士)
旬の香りを楽しむ山菜おこわ
(新聞「農民」2004.4.26付)
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[2004年4月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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