宮崎「国際コメ年」に米つぶし進める小泉内閣
私はいつまでも作りつづける「国際コメ年」の今年、宮崎では超早場米コシヒカリの田植えが三月末に終了しました。(写真〈写真はありません〉)今年は降雨量が極端に少なく、ため池を水源とする田んぼは早々に節水を呼びかけ、大淀川の水までポンプアップできないほどのカラカラ天気。田植え直前まで荒代かきができず、農民のいらだちが募りましたが、最近になってそこそこのありがたい雨が降り、田植えは一気にはかどりました。 やっぱり米は主食だから、毎年さまざまな苦労をしても作るし、世界の食糧不足の解決は「米の増産」がカギだと言われます。それなのに「国際コメ年」に「米改革」を強行し、米つぶしを進める日本政府。農水省が「コメ年」に組んだ予算は千七百万円しかないというのだから驚きです。 毎年二月初めから税金計算会が始まり、終了するころには体がなまりきっていて、それから二・一ヘクタールの田植えはちょっとたいへんですが、私はこれからも米を作り続けます。 (宮崎中央農民組合書記長 山内澄夫)
(新聞「農民」2004.4.12付)
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[2004年4月]
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