「農民」記事データベース20040412-631-07

宮崎

「国際コメ年」に米つぶし進める小泉内閣


私はいつまでも作りつづける

 「国際コメ年」の今年、宮崎では超早場米コシヒカリの田植えが三月末に終了しました。(写真〈写真はありません〉

 今年は降雨量が極端に少なく、ため池を水源とする田んぼは早々に節水を呼びかけ、大淀川の水までポンプアップできないほどのカラカラ天気。田植え直前まで荒代かきができず、農民のいらだちが募りましたが、最近になってそこそこのありがたい雨が降り、田植えは一気にはかどりました。

 やっぱり米は主食だから、毎年さまざまな苦労をしても作るし、世界の食糧不足の解決は「米の増産」がカギだと言われます。それなのに「国際コメ年」に「米改革」を強行し、米つぶしを進める日本政府。農水省が「コメ年」に組んだ予算は千七百万円しかないというのだから驚きです。

 毎年二月初めから税金計算会が始まり、終了するころには体がなまりきっていて、それから二・一ヘクタールの田植えはちょっとたいへんですが、私はこれからも米を作り続けます。

(宮崎中央農民組合書記長 山内澄夫)

(新聞「農民」2004.4.12付)
ライン

2004年4月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2004, 農民運動全国連合会