「農民」記事データベース20040322-628-05

国際婦人デー集会

イラク派兵中止・許すな憲法改悪

農民連女性部も参加


 「中止せよイラク派兵! 許すな憲法改悪、許すな雇用とくらしの破壊!」――二〇〇四年国際婦人デー中央集会が、三月八日、東京・九段会館で開かれました。会場は千二百人の女性たちの熱気でムンムン。おそろいのネッカチーフなど色鮮やかな装いは、女性集会ならではの華やかさです。農民連女性部からも六人が参加。

 『早春賦』のコーラスで幕を開けた集会では、立命館大学国際平和ミュージアム館長の安斎育郎さんが「NO WAR!今こそ生かそう日本国憲法」と題して講演。アメリカへの調査旅行の様子やイラク戦争の背景などをわかりやすく、時には笑いもわき起こる軽妙さで語り、会場から大きな拍手が送られました。

 また労組や団体の女性部が横断幕やプラカードを掲げて登壇し、それぞれ暮らしや平和への思いを熱くアピール。農民連女性部も農業の大切さを訴えました(写真〈写真はありません〉)。

 最後に、日米両政府にあてた決議を採択。閉会後、手作りカンテラやプラカードを手に、デモ行進しました。

 国際婦人デーは、世界の女性が「パンと権利と平和」を求めていっせいに立ち上がる統一行動の日。九十二年前、クララ・ツェトキンらの提案で始まり、世紀をこえて女性の社会参加と社会変革を求めるたたかいの節目の日となってきました。

 日本では一九二三年が初回。天皇制国家の弾圧のもとでも自宅で集いを持ちつづけ、戦後も権利と平和を求めて、世界の女性運動と連帯して発展しています。

(新聞「農民」2004.3.22付)
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2004年3月

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