旬の味
「旬の味」を読むと時々、トリビアな事に思わず「ヘェー」と声を出したくなる。北海道では山林が荒れて鹿の絶好の住みかになり食害が広がっている。自然の鹿を見たことがない私にとっては「ヘェー」である▼大分で鳥インフルエンザが発生した。ここは半径三十キロの移動禁止区域まで、わずか三キロしか離れていない。以前にもまして見つめられることが多くなった自家用の鶏たちも、こちらを見る目は「ヘェー」かもしれない▼続いて発生した京都では、通報が遅れ、鶏肉と卵が消費されるという最悪の事態になった。行政の連携ミス、国をあげての対応の遅れにはまたまた「ヘェー」である▼ついでに高知競馬場のハルウララ。今年で八歳、三月二日現在で百五連敗中だ。負けても一生懸命走る姿に応援CDまで完成した。三月二十二日には、中央競馬の武豊騎手が騎乗する予定。連敗は止まるのか。まだ一度も買ったことのない勝ち馬投票券を買いに行くか。結果はどっちにしても「ヘェー」だろう。春の陽気は自然とともにいつも夢を見せてくれる。 (督)
(新聞「農民」2004.3.15付)
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[2004年3月]
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