この人議員秘書24年 経験生かして新聞「農民」の頼もしい新スタッフ/赤間 守さん(51)
身長百七十二センチ。しなやかな身体とやさしい笑顔、誠実な人柄が、人をひきつけます。二月に農民連に就職し、新聞「農民」の編集スタッフに。 福島市の農家の出身です。かやぶき屋根の大きな家、天井窓から吹き込む雪。田んぼの他に酪農もやっていて、小学生のころは、搾りたての牛乳を、蚊に刺されながら井戸水で冷やしたことも。「そうした体験や生い立ちが、農業を身近なものにしていたし、親近感をもって農民連に来ることができました」。 「四人兄弟で男は僕だけ。でも父は、僕に好きな道を歩ませてくれた」。大学の経済学部を卒業後、地元の銀行に就職。旧福島一区から革新共同の衆院議員、安田純治さんが二期目の当選を果たしたことがきっかけで日本共産党の秘書に。それから二十四年間、下田京子さん、須藤美也子さん、林とし子さん、松本善明さんなどの秘書として、農政に深く関わってきました。 その中で一番印象に残っているのは、米の輸入自由化をめぐるたたかい。農民連の代表常任委員だった小林節夫さんが国会で意見陳述。現場の農民の声を代弁し、堂々と自由化反対の論陣を張る小林さんに与党議員はたじたじで、「胸がすく思いがした」そうです。 また、農民連の研究交流集会にも毎年のように参加して、農民の声を国会に届けてきた赤間さん。「生産の現場で農民の利益を守り、多数派をめざす農民連の仕事は、国政革新の最前線である国会の仕事と同じくらいやりがいがある」。こうした思いが転職の決意につながりました。 趣味は、マラソンと囲碁。百キロを走るウルトラマラソンや、水泳・自転車・マラソンをこなす鉄人レース、トライアスロンにも挑戦するスポーツマンです。中学時代は、バスケット部のキャプテンとして県大会にも出場。気力も体力も充実し、「いい紙面を作って、組織拡大に貢献したい。意欲的な企画があれば、全国どこへでも取材に行きますよ」。頼もしい言葉が返ってきました。
(新聞「農民」2004.3.1付)
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[2004年3月]
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