「農民」記事データベース20040301-625-03

イラク派兵は世界平和への挑戦

イラク派兵は世界平和への挑戦

2・13集会に1万2000人

関連/イラクに自衛隊 人一倍の怒り


 自衛隊のイラク派遣NO! STOP有事法制――二月十三日夜、明治公園で「守ろう!平和といのち2・13大集会」が開かれ、一万二千人が参加しました。

 日本共産党の志位和夫委員長は「うそで始まったアメリカの侵略戦争に自衛隊を派兵するのは、侵略戦争への加担であり、世界平和への挑戦にほかならない」と強調。社会民主党の福島瑞穂党首、民主党の生方幸夫衆院議員が、ともに最後までたたかおうと呼びかけました。

 また全国港湾労組の星野徹さんの「私たち港の労働者は、戦争の荷役は絶対イヤだ。港を戦争のために使わせない」との実感こもった訴えに、会場から大きな拍手と歓声が起こりました。

 集会後は三コースに分かれてピースパレード(写真〈写真はありません〉)。人々が手にするキャンドルのともしびが長々と列を作り、道行く車から「戦争反対!」「ガンバレ!」と声援が寄せられました。


イラクに自衛隊 人一倍の怒り

50センチの積雪のなか一軒一軒訪ね署名訴え

 小泉首相は多数の国民の声を押し切って、自衛隊をイラクに派兵しました。私はかつての「日本軍国主義」のもと、その一翼を担わされ、中国で侵略戦争の残虐極まる行為を目の当たりにし一人として、この海外派兵に人一倍の怒りを持っています。

 去年十二月の東京で開かれた派兵反対の中央集会に参加した私は、百万人署名の呼びかけに応えるべく、広島に帰り、日々、署名に取り組んでいます。五十センチの積雪の中、一軒一軒歩いて訪ねると、その先々で「小泉は一体どこの国の首相か」「いつか来た道を二度と歩いてはいけない」「日本を戦争する国にしてはならない」と署名に応じてくれます。

 米改革大綱の中身も語り、今年は「国際コメ年」と話すと、「平和のもとでこそ農業の営みがある」「用紙を一枚下さい、友だちにも書いてもらうから」と反応があり、後日、預けた用紙を取りに行くと、必ずといってよいほど記入してくれます。

(編集協力員 杉本隆之=広島県農民連)

(新聞「農民」2004.3.1付)
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2004年3月

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