演劇浅田次郎作品、今春相次ぎ舞台に登場博品館劇場「ラブレター」(2月)/文化座「天国までの百マイル」(3月)
作家・浅田次郎といえば『鉄道員(ぽっぽや)』(直木賞受賞作)をはじめ『壬生義士伝』など旺盛に作品を書いています。この春、浅田作品が相次いで舞台に登場します。 二月の上演は博品館劇場の「ラブ・レター」。中国人女性・白蘭の哀切きわまりない人生、そして、チンピラヤクザの男・高野吾郎の中にひそんでいる純粋さを表現した作品。吾郎は新宿の歌舞伎町でしがない裏ビデオ屋の店長。ある日、世話になっている男から、中国人女性・白蘭との偽装結婚の依頼を受けます…。 脚本・演出は新藤兼人。出演は大塚寧々、北村一輝、佐野瑞樹、滝田裕介ほか。 新藤さんは、「わたしがこの芝居にのったのは、肝腎の主役が死んでいるということだ。見えない相手に向かって吾郎とサトシは感情を絡ませていく。これは演者も演出家もやりにくいから面白いと思った。快く流れるような芝居をつくりたい」といいます。 三月の上演は文化座の「天国までの百マイル」。すでに映画やドラマにされ話題になりましたが、舞台ははじめて。天才的な心臓外科医・曽我のいる房総半島の漁村・鴨浦の病院へとむかう城所安男。百マイルの道をめざしてオンボロのワゴン車を走らせるのは、母の命を救うための、そして安男自身の自己再生への道のりでもあったのです。 脚本は八木柊一郎、演出は原田一樹。出演は佐々木愛、米山実、有賀ひとみ、伊藤勉ほか。 原田さんは「この作品はいってみれば、安男が“初めて人と出会う”話だと思います。そのために周りの人間をリアルに描きたい。演劇というのは観客の想像力をいかに刺激して、その想像力をいかに信じるかということだと思います」と語っています。(鈴木太郎)
*ラブ・レター=2月12日〜22日、東京・銀座・博品館劇場。連絡先=劇場03(3571)1003 (新聞「農民」2004.2.9付)
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[2004年2月]
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