農業の役割に確信 元気もらいました和歌山/紀ノ川農協が青年部のつどい
農業青年を励まし、新たな青年を仲間に迎えていきたいと、紀ノ川農協は一月十日、「青年部新春のつどい」を行いました。組合員の子息や四十五歳以下の組合員、青年部員や後継青年に呼びかけたところ、青年部員と後継青年、二十二人が参加。生協の理事十六人を含む四十三人が集いました。(写真〈写真はありません〉) つどいでは、群馬県にある「野菜くらぶ」代表を三十九歳の若さで務める澤浦彰治氏が講演。「野菜クラブ」は三十〜四十歳が中心の生産者組織で、食べてくれる人たちの顔が見える農業に取り組んでいます。澤浦氏はその経緯や、新規就農者支援を始めたきっかけなどについて話をしました。 続いて、消費者代表として発言した、おおさかパルコープ常勤理事の栖村藤夫氏が「農産物にだけ『ありがとう』の声が返ってくる」と、顔の見える関係の大切さを強調し、紀ノ川農協と青年部への期待を表明。和歌山大学の橋本卓爾教授は、「厳しいがあきらめたらおしまい。農業の持つ役割に確信を持ち、加工、体験、観光、飲食なども含めた販売戦略が必要」と述べました。 生協の女性理事は「農業の大切さを実感しないといけない。もっと体験したい」「虫が付いていると安全だよと、消費者に広げていきたい」と発言。今は会社勤めで就農していない後継青年からも「話を聞けてよかった、また誘ってください」などの積極的な感想が出されました。 最後に青年部長の西野文敏さんが「これからは、生協のほうから、こんなものを作って欲しいとか、どんどん企画してください。青年部でできるだけ応えられるようがんばっていきます」と力強く発言しました。 (紀ノ川農協 松岡登)
(新聞「農民」2004.2.9付)
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[2004年2月]
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