「農民」記事データベース20040209-622-04

【北茨城】

お国言葉で憲法9条

ゼッケン作り“イラク派兵反対”


“心にしみるねぇ〜”と共感も

 お国言葉で憲法を語ろう――。茨城県北農民センターの鈴木孝夫事務局長は、憲法九条を北茨城弁に“翻訳”。ゼッケンを作り、イラク派兵反対を訴えています。

 「北茨城平和の会」が一月十五日に磯原駅前でとりくんだ行動では、小泉首相を操るブッシュ大統領のパフォーマンスも登場。一時間で五十筆を超える署名が集まり、見ず知らずの通行人が募金も寄せてくれました。

 平飼いの鶏卵を宅配している鈴木さん。北茨城バージョンの憲法九条を声に出して読んだところ、ある女性は「心にしみるねぇ」と一言。インターネットで配信すると、静岡や千葉の友人が、遠州弁や上総弁のものも作ってくれました。「二月十一日の百里初午まつりにはパネルを作って参加したい」とはりきっています。


憲法9条―北茨城バージョン

 かっこつけで言うんでねぇげど、正義と秩序ってやづをでぇじにすっぺよ。んでよぉ、国と国がケンカなんかしねぇで、平和に暮らすべよ。そんなふうにオレらみんな思ってんだ。

 んだがら日本の国は、戦争やったり、鉄砲とがバグダンでおどがしたり、そんなの使ったりは、これがらハァずーっとやんねごどにしたんだ。そんなごどやったら、もめごどなんか、よげいにゴヂャッペになっちまぁべよ。

 んだがら軍隊なんかまるっきしいんねぇし、ブギだっていんねぇ。政府が戦争やっぺぇつったって、だれもかんべんしねぇがんな。

(新聞「農民」2004.2.9付)
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2004年2月

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