松尾佐知子のやっぱりごはん(月2回掲載)
私の本業は学校給食を作ること。安全で豊かでおいしい給食作りのために毎日奮闘している。仲間で食の安全の勉強会もしていて、先日は農民連食品分析センターの八田純人さんに講師をお願いした。 その時、まず、びっくりしたのは、分厚い資料。 八田さんは「一時間もあれば十分です」と、世界と日本の食事情から始まり、WTOのこと、輸入小麦粉や野菜の残留農薬、そして、分析センターの発足や果たしてきた役割までとうとうと話された。竹ばしの漂白剤の実験、米の酸化の実験も見せてくれて、「さあこれから、どうすれば国民の食生活が守れるか」という話の前で時間切れとなってしまった。残念! 寄せられた感想には、「農薬入りのパンを子どもたちも私たちも食べていたなんてショック」「パン食を減らしてごはん食を増やそう」「私たちは何をすればいいのか。農民連はどんな展望を持っているのか」などと書かれていた。知ることが何より大切なことだ、と改めて思った勉強会だった。 さて、今回は郷土食の「だまっこ鍋」を作りましょう。 「きりたんぽ」より手軽に作れるのがうれしい。比内鶏でコトコトとスープを取りたいところだが、あとで食べられる手羽先で代用し、鶏だんごからも旨みがでるので、それなりに味わえる。ごぼう、まいたけ、葱、せりはたっぷり用意してね。 (管理栄養士)
ちょっとだけ時間をかけて、秋田を楽しもうだまっこ鍋
(新聞「農民」2003.12.8付)
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[2003年12月]
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