どて煮、大アサリ…並んだ46品目伝統食列車テーブル囲み220人交流会 愛知
伝統食列車第十四号が十一月十六〜十七日、三重県からフェリーに乗って愛知県入り。渥美半島の農業を見学した後、豊橋市の三河湾を望むホテルで伝統食交流会を行ないました。 「食料・農業・健康を考える愛知の会」(愛知食農健)が中心になって、十八団体で実行委員会を作り、地元の生協や生活改善グループの協力も得て準備を進めてきた伝統食交流会。地元の人も含めて二百二十人が参加し、テーブルに並んだ料理は全部で四十六品にもなりました。 渥美半島は豊かな大地の恵みとともに、海の幸も豊富に集まるところです。ボンベを背負い、もぐって捕った新鮮な大アサリはフライになって登場。あらめ(海藻)と落花生の煮物は、あらめをとってきた翌日には必ず食卓に並んだものです。 また愛知は、東西の文化が交流するところで、独特の味噌文化が生まれました。赤みそで味付けをした雲助飯や味噌煮、どて煮などもテーブルに並びます。 さらに地元の自治労連給食部会は、学校給食のメニューにもなった、地元の特産のとうがんを使ったカレースープを出品。交流会の最後には、「日本の米、農漁業、食文化を守れ!」の願いをこめて、三河伝統の手筒花火も登場しました。 (愛知農民連 本多正一)
(新聞「農民」2003.12.8付)
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[2003年12月]
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