お待たせ カドミウムの分析 始めます農民連・食品分析センター
農民連食品分析センターは十一月十五日から、カドミウム(Cd)、銅(Cu)の重金属分析を開始しました。 全国から寄せられた一千六百万円余の貴重な募金により、原子吸光光度計やマイクロウエーブ高速試料分解装置、超純水製造装置、ドラフトチャンバー、アセチレンガスボンベなどの重金属分析に必要な機器がすべてそろいました。 分析センターではこの間、装置の稼動テストと米などに含まれる重金属の分析を繰り返していましたが、安定的にデータが得られるようになったため、本格的に重金属の分析を行うことにしました。 政府は、WHOでの見直しを受けて、米に含まれるカドミウムの基準値(現行で玄米一ppm、流通基準〇・四ppm)をさらに厳しくする方向で見直しを進めています。ぜひ活用して、安全を前向きに明らかにしていきましょう。また、みなさんの身近にある輸入品などで、分析した方が良いと思われるものがありましたらぜひ送ってください。 必要費用等については食品分析センターに問い合わせください。 食品分析センターでは引き続き、ヒ素、鉛、水銀なども分析できるよう準備中です。 みなさまの熱い思いにこたえてがんばりたいと思います。ぜひ、ご活用ください。 ▼問い合わせ先=03(3975)4481
(11月1日〜18日)分析センター募金者氏名(敬称略)ご協力ありがとうございました北海道原田儀雄治、秋田西目町議会議員十一名、東京石黒昌孝、全農協労連東北地方本部、上野征詔、江向道子、兵庫辻清一、奈良小山千賀子
<通信お便り>●いつも「農民」で分析センターの活躍を読んでいます。日本農業の正しい発展のためにがんばって下さい。(福島・男性) ●産直運動を始めて十一年。日本農業を守り、美味しくて安全な農作物作りを応援しています。食の安全を守っていく上で欠かせない分析センターの役割に期待致しております。(北海道・女性)
農民連食品分析センター強化募金の振込先 (新聞「農民」2003.12.1付)
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[2003年12月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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