旬の味
真っ盛りな食欲の秋。群馬・西毛農民連は第十回収穫祭(十一月二十二日)に向けてアイデアを出し合っています。いも煮会、赤飯、バザー、福引き、トランペット、太鼓、手品、子どもの遊び、民謡踊りなど、催し物を出し合ったらどうかと……▼収穫祭で一番むずかしいのは、人をどう集めるかです。農民連と新婦人共催の収穫祭には、消費者が来てくれるようになりましたが、一番参加してほしい農民が少ないのです。悪政に苦しんでいる農家の人たちと一緒に祝いたい▼保守王国・群馬の一翼を担わされてきた農家。「政権党を推さなければ生きていけない」と思いこまされてきました。その農家の前に農民連が現れました。「俺たちの生活が良くならないのは政治のせいなんだってよ」「減反政策はおかしいだって。俺たちの気持ちと同じだ」▼いま農民連は太陽のように農村を照らしています。農民自身が一枚ずつ古い上着を脱いで農民連と握手する日を待っています。その日が近いことを感じながら収穫祭の成功をめざす今日この頃です。 (君)
(新聞「農民」2003.11.17付)
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[2003年11月]
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