「農民」記事データベース20031110-610-04

「みのう農民組合」が「JAにじ」と懇談

「農業鎖国」発言許せない

福岡


 福岡の「みのう農民組合」は十月二十八日、JAにじと、小泉首相の「農業鎖国」発言などで懇談、農民組合側十一人、JA側から出利葉史郎組合長ら三人が参加しました。

 「農業鎖国」発言について、出利葉組合長は「大変な発言をしてくれた。絶対に認めるわけにはいかない。いま選挙で農政連が自民党の候補者を推している関係で矛盾はあるが、農政連を通じて抗議書を提出している。小泉首相は、農家、弱者に思いやりが足りないと思う」と語りました。

 農民組合の桑原照英組合長は「自分が変わらないと、人は変わらない。それには勇気、強さが必要だ。その強さを出してほしい」と要望。出利葉組合長は「あなたたちが言っていることは正しいと思う。しかし、思想・信条、立場が違う。私たちは組織内でそれなりにやっている」と発言しました。

 このほか農民組合側は「JAは米の輸入を断ってほしい。協同組合なんだから、組合員のために努力してほしい」と要望。参加者は「いい話し合いができた。言いたいことが言えた」などと感想を述べていました。

(九州ブロック編集協力員 金子徳子=福岡・みのう農民組合)

(新聞「農民」2003.11.10付)
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2003年11月

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