市場まつり 農民連コーナー開店早々たちまち完売東京・都中央卸売場・北足立
「信州・佐久の無農薬の完熟プルーンだよ」――十月五日、東京・足立区の都中央卸売場北足立市場で市場まつりが開かれました。農民連も、今年で五年目の出店です。 午前十時の開店を待ちかねて一時間以上も前から買い物客が訪れ、二万五千人が参加し、大賑わい。農民連コーナーでは、長野・佐久のプルーン、茨城のブロッコリー、埼玉・秩父のコンニャク、天然養殖のイワナの塩焼きを販売。ブロッコリーは三十分、プルーンも一時間ほどで完売しました。 今回、初めて出店した茨城県連の綿引悦朗さんのイワナの塩焼きには、たくさんの人だかり。イワナは綿引さんの実家・秋田県東成瀬町で養殖されているもの。食べた人が「こんなにおいしいイワナは初めてだ」と喜び、再び買い求めに来る人が何人もいました。
名古屋・生鮮市の産地交流会栽培への熱い思いヒシヒシ西尾張と大垣へ東海ネットが参加している名古屋市の生鮮市。その店舗スタッフの人たちが「自信を持って売るために、お米や野菜がどこで、どのような人たちによって、どんな作られ方をしているのか知りたい」と産地を訪問する産地交流会が、九月十、十一日、愛知・西尾張地区と岐阜・大垣地区で開かれました。スタッフ十四人に加え、生産者八人、生協スタッフ二人が参加しました。 西尾張では、ナス、冬瓜(とうがん)などを栽培している中島義雄さんの露地畑と、トマト、キュウリを水耕栽培している川助グループのハウスを訪問。その後、見渡すかぎりきれいな花を咲かせているレンコン畑に歓声をあげながら大垣に移動し、無農薬有機栽培で「ハツシモ」という品種の米を作っている船田義博さんの田んぼを見学しました。 米ヌカ撒布と深水管理での除草、木酢液やインドセンダンとニンニクの抽出液を使っての防除など、船田さんが資料をもとに栽培方法を説明し、無農薬有機栽培に対する熱い思いを披露。晩生品種のため、心配された冷夏の影響もあまりないようで、頭をたれている稲を見て一同ホッとため息をつきました。 その後、ハウスで水菜を中心に作っている竹中晃一さん、サトイモ、サツマイモを栽培している安藤広治さんの畑を訪問し、もう一つの楽しみが待っている宿舎へと向かいました。 (東海ブロック編集協力員 野澤優=愛知・新城農民連)
(新聞「農民」2003.10.20付)
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[2003年10月]
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