10・5中央集会年金改悪・大増税NO!政治変えよう総選挙へ決意 力強く
国会解散・総選挙を目前にした十月五日、「年金改悪・大増税NO! 政治を変えよう10・5中央大集会」が、東京・亀戸中央公園で開かれました。消費税の大増税や年金改悪など、国民に耐えがたい痛みを押しつける小泉・自公内閣。一万八千人の参加者はこぶしを突き上げ、「総選挙で政治を変えよう!」との決意を固めあいました(写真〈写真はありません〉)。 「消費税増税に反対する政党はどこか、自衛隊海外派兵を許さない政党はどこか、そういう基準で政党を選ぼう」と、全労連の熊谷金道議長が主催者あいさつ。連帯あいさつした日本共産党の山口富男衆院議員は、「ゆきづまった自民党政治を大もとから切り替えよう」と訴えました。
福島県食健連主催聞くと見るとでは大違い冷害調査に消費者ら参加福島県食健連は九月二十六日、深刻さを増している冷害の実態調査を行いました。県労連や新婦人、農協労組の労働者、消費者など七人が参加。飯館村の農家や役場から現場の声を聞きました。 飯館村は、阿武隈山地の中腹、標高四〇〇メートルの冷害常習地帯。約二ヘクタールの田んぼを耕作する長谷川●廣さんは「七月の低温による不稔で、収量は平年の半分くらい」と肩を落とします。ほとんどの参加者が、現場を見ながら説明を聞くのは初めてで、「話に聞くのと見るのとでは大違い。びっくりした」といった声があがりました(写真〈写真はありません〉)。 この実態調査は、食健連の役員会で農民連の根本敬事務局長を講師に「米改革」の学習会を開くなかで企画したもの。冷害なのに青田刈りを強行し、国民の主食・米の安定供給の責任を投げ捨てた自民党政治への怒りがわき起こりました。 説明してくれた飯館村役場の担当者も「米改革で生き残れる農家は一人もいない。こんなことは困る」と言います。参加者は「消費者も他人事でなく、政府の米つぶし、農業つぶしに反対していかなければ」と決意を新たにしました。 いま福島県内では、製造業に従事する労働者が年々減っており、地域経済の地盤沈下が進んでいます。これを立て直すには、県の基幹産業である農業の再生が欠かせません。地域の暮らし、経済を守るために、大いに共同を広げていきたいと思っています。
●=人偏に光 (福島県労連議長 小川英雄)
(新聞「農民」2003.10.20付)
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[2003年10月]
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