「農民」記事データベース20031006-605-10

旬の味


 日本の今の政治はナチス・ヒットラーの再来を思わせる▼「ウソは大きいほど信じられる」(ヒットラー「わが闘争」)。イラク戦争を引き起こしたブッシュ。その尻馬に乗った自衛隊の参戦。その合理化と改憲の弁。それを批判できない日本のマスコミ。りそな銀行への二兆円の公費投入。医療・福祉の切り捨て。米・農業つぶしの小泉改革▼食料・農業問題が争点にならない国政選挙がもうすぐ目の前にある▼だが、人間が生きてゆくうえで空気や水と同じく欠かせない食べ物と、それを生産するうえで欠かせない農業について票の多寡だけでこれだけ問題にされないとするなら、農民は怒るしかないのではないか▼ギリギリまで規模拡大した専業農家がこれ以上増産できるか! 食料自給率を上げろというなら、兼業農家が増産できる政治しかないではないか▼一寸の虫にも五分の魂! 政党には政党の方針があるし、われら農民には農民の要求がある。政党や権力からの独立。主権者としての自覚が祖国を救う。どっこい百姓は生きているぞ。

(節)

(新聞「農民」2003.10.6付)
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2003年10月

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