「農民」記事データベース20031006-605-06

農業・米つぶし絶対させません

「米改革」の中身 大いに学ぶ

女性部東海ブロック交流会


 農民連女性部東海ブロック交流会が九月十一〜十二日、岐阜県下呂町で開かれました。

 全国連女性部の小林恭子さんが、茨城・県南農民組合のとりくみを報告。農家を主人公にして、具体的な計画をもとに積極的にとりくみを広げている活動は、大いに学ぶところです。

 続いて、全国連常任委員の吉川利明さんが「米改革」について講演。政府は今、十年ぶりに米が凶作になるなか、さらに米・農業つぶしを進めようとしています。私は、十年前の米パニックのとき、必死に産直米を確保した経験を思い出しながら話を聞きました。

 政府は「備蓄米があるから大丈夫」と言いますが、その米の大部分は、九六〜九七年産の超古米です。不作を理由に米不足になれば輸入すればよいという亡国の政治を許すわけにはいきません。

 女性部でも「米改革」の学習に力を入れる必要があります。また、安全・安心できるお米を、ずーっと食べ続けたいという消費者に、米をめぐる情勢と「米改革」を分かりやすく伝えることが、私たちの義務だと思いました。

(富山県農民連女性部 久郷道枝)

(新聞「農民」2003.10.6付)
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2003年10月

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