「農民」記事データベース20030922-603-10

旬の味


 秋田県で開かれた第49回日本母親大会(八月二、三日)に群馬からバス二台で参加。秋田に入って最初に気になったのは、稲の丈が低いこと。「今年の米はどうなるのか」と心配しながらの母親大会でした▼毎年、全国から一万人を超すお母さんたちが集まり、子育てやくらし、健康、美しく老いる、平和を守るなど、女性が関わるすべての問題について話し合います。こんなすばらしい大会が他にあるでしょうか▼しかし、マスコミはこの大会をほとんど報道しません。長野県が示した「脱ダム宣言」のときもそうでした。いま長野では二つのダムをやめて六十カ所も特別養護老人ホームを建設中とか。すべて地元の業者が仕事を請け負っており、出来上がってお年寄りが喜び、家族が喜び、そこで働く人たちも喜んでいます▼いまマスコミは自民党総裁選挙を手をかえ品をかえて報道しています。世界には自民党総裁選挙しかないのかと思える過熱ぶり。悪政をやっている小泉内閣と自民党を守る煙幕の働きをさせているのかと疑いたくなります。

(君)

(新聞「農民」2003.9.22付)
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2003年9月

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