話題呼んだお母ちゃんたちのフラダンス

茨城農民連女性部総会で実演

衣装代は産直での売上金ョ

仲間が増えたし対面販売したい人も

　茨城農民連女性部「ゆいの会」は八月二十三日、石岡グリーンパレスで、第十四回総会を開きました。茨城農民連は六単組のうち五つに女性部があり、それぞれが特色ある活動をしていますが、今年の総会では何と言っても、鹿行農民組合女性部「ふたばの会」のお母ちゃんたちによるフラダンスが注目を浴びました。

　この日のために縫ったかわいい花柄の衣装を身にまとい、赤い花を髪につけ、流れるようなアロハのメロディーに緊張の面持ちのお母ちゃんたち。しなやかな踊りのはずが、どことなくぎこちなく、日ごろ農作業に明け暮れるたくましい身体とその手先がすご〜くかわいく、見ているほうがむずがゆいやら、感激するやら。

　「ふたばの会」のフラダンスはここに至る経過が一味違います。

　六月三十日、九人のお母ちゃんたちが野菜を両手にいっぱい持って、東京・千住の農民連「産直広場」に出向きました。ここで対面販売を経験しようというのです。

　このなかには、初めて女性部の活動に参加した四人も。そして持参したものをすべて完売し、「自分の作った物がどんなふうに売られているのか、見れてとてもよかった」「私も品物を出してみたい」と大満足！

　さてこの後、そのささやかな売り上げを持って日暮里の繊維街へ。総会で踊るフラダンスの衣装を作る生地の買い出しです。一メートル百円のを山ほど買って意気揚々と帰路につきました。

　これが大成功した「ふたばの会」の移動総会と位置づけた第四回総会です。これで女性部の仲間が一人増え、新たにニンジンを「産直広場」に出し始めた人もいます。自分たちの手で得た収入で衣装を作り、フラダンスも実現して、喜びはひとしお。今後もいろいろなことをドンドンやろうと意気込んでいます。