編集協力員の取材メモから町村合併で住民検診どうなる愛媛 大道法幸
新聞「農民」編集部と通信について相談し、私の住む町(愛媛県菊間町)の検診の問題を取り上げることになりました。 町役場保健福祉課に取材を申し入れました。担当者から「菊間町が検診料を無料にしているのは、とりたてて珍しいことではありません。他にユニークな検診をしているところを取材してください」と断られました。 私が菊間町に住所を移してから約二十年になります。移住した翌年から検診を受けるようになりましたが、前立腺がんと胃がんの検診以外は無料でした。その後、しばらくしてから胃がんも無料になりました。 菊間町は一年半後に今治市とその周辺の町村と広域合併をします。今治市は検診料が一部のものを除いて有料になります。だから合併後には、菊間町も有料になるのではないかと心配です。合併して住民が生活しにくくなるのでは、何のために合併するのでしょうか。住民のことを第一に考えるのが、地方自治の本来の仕事ではないかと、通信活動のなかで改めて思いました。 (四国ブロック編集協力員 菊間農民組合)
(新聞「農民」2003.9.8付)
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[2003年9月]
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