怖い輸入品 ひどい自給率親子フェスタに600人兵 庫
神戸市教委やPTA協が後援「子育ての楽しみと喜びを交流しよう!」と、第四回「親子サマーフェスティバル」が七月二十日、神戸市三宮で行われ、兵庫県農民連は「食を考えよう体験教室」や「旬の野菜の試食・販売」などを行いました。 農民連は昨年から共催団体として参加しています。今年は共催十一団体のほか神戸市教育委員会やPTA協議会が後援。神戸市内の小学校にチラシを配ったこともあり、六百人近い親子が参加し大盛況でした。 午前中の体験教室では、自給率や、輸入農産物から検出した残留農薬のパネル、エクアドル産ブロッコリーなど七カ国から輸入した神戸市の学校給食の材料袋を展示。淡路オレンジの絞り体験・試飲コーナーでは子どもたちの列ができました。 淡路オレンジと絞り機を持参した生産者の山口章光さんは、カブト虫や亀、工作用の青竹も持ち込み、青竹を子どもたちにプレゼント。さらに、お米クイズと食生活のアンケートを行ったところ「お米について知らないことが多いねえ」と頭をひねっていました。「朝食は?」の質問には七〇%の人がパンでした。 昼時間には手作り弁当八十七食を販売し、午後から四つのテーマで行われた「親と教職員でトークトーク」の一つ、「子どもの心と体の問題」の分科会では、食物と環境のことなどについて養護教諭の先生と兵庫食健連事務局長の柳沢尚さんを講師に、十五人が意見を出し合いました。 サマーフェスティバルに参加した子どもたちからは「輸入食品の恐ろしさがわかった。自給率の低さは世界の飢餓人口を増やしていることで大変なことだ」などの感想がよせられました。 (兵庫県農民連 辻本悦子)
(新聞「農民」2003.9.1付)
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[2003年9月]
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