農協の説明よりもよくわかった!
岩手 花北農民組合が「米改革」学習会
農家組合長に参加呼びかけ
新聞「農民」読者7人ふえる
花北農民組合は七月二十九日、堂前貢・農民連副会長を講師に「米改革」学習会を開きました(写真〈写真はありません〉)。
岩手県は「米改革」を宣伝するパンフレットを十二万枚作成し、七〜八月を「強化月間」にして徹底をはかっています。JAはなまき農協管内では、農協の農家組合単位で集落ビジョン作りの話し合いが急ピッチで進められています。
しかし県や農協の説明を聞いても「米改革」の危険な内容はまったくわかりません。「米改革」は多くの農民を米づくりから撤退させるものであることを知らせなければと、農民組合は学習会を計画し、ビジョンづくりの中心になっている百五十五人の農家組合長全員にハガキで参加を呼びかけました。
当日は八人の農家組合長を含む三十人が参加。堂前副会長は「今度決まった関連予算は三年限り。その後はガクッと減らされ、七年後にはいっさいなくなる」と語り、「米改革」のねらいや内容を詳しく説明。農家組合長からは「農協の説明よりもよくわかった。もう一度、集落で説明しなおさないといけない」といった声があがりました。
花北農民組合は、このとりくみのなかで新聞「農民」を七部拡大。「米改革」の危険な内容を、行政に負けない速さで農家に知らせていこうと決意しています。
(花北農民組合事務局長 久保田彰孝)
(新聞「農民」2003.9.1付)
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