味噌仕込みタライ囲み共同作業福岡・みのう農民組合と大豆畑トラスト参加者 幅広く交流会
福岡・みのう農民組合は七月十三日、浮羽町で大豆畑トラストの参加者と、味噌仕込みと交流会を行い、約五十人が参加しました。九州国際大学の先生が連れてきた学生七人、春の知事選の候補者の今里しげるさん、すっかりおなじみになった福岡の女性フリーライター、新聞を見て初めてきた方、退職して何かしたいと思った方など大きな広がりを感じました。 最初に味噌作りの説明を受けて、作業開始。一つのたらいで、二〜四人が一緒に作ります。大豆に、麹、昆布それに昆布だしを入れて、一生懸命混ぜたり、たたきつけたり。部屋中に、大豆の香りが立ち込めます。農民組合員の指導を受けながら、若者たちも、手を大豆だらけにして頑張ります。 作業を終わって、昼食。組合員の差し入れた、桃、湯がきたてのとうもろこし、手作りウインナー、おにぎり、つけものなどにみんな舌鼓。 交流会の席上、今里さんは「遊説で県内を回り、農山村が荒れているのにびっくりした。そんな中でも、いい食を提供しようと努力している、みのう農民組合に出合えた。町と農村の交流に力を尽くしたい」と発言。みのう農民組合の桑原照英組合長は「自分で野菜を作り始めて、生命の大切さが初めて分かった。動植物のいのちを、私たちがいただいている、というのが分かり、感謝の気持ちがわいてくる。愛情を持って育てた野菜を、消費者に提供すると、消費者に愛情が伝わる。よい野菜を作ることは、よい社会を作ること」と話しました。 活発な意見交流が行われました。 (九州ブロック編集協力員 金子徳子=福岡・みのう農民組合)
(新聞「農民」2003.8.25付)
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[2003年8月]
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