産直ボックス丸ごと使ってHAPPY料理
皆様、ご無沙汰しておりました。何人もの方に「先生、他のところの仕事が忙しくなってもう農民連新聞の方はやらないの?」とか「病気でもしていらっしゃるのではないかと心配していますよ」などのご連絡をいただきました。ご心配おかけして申し訳ありませんでした。新聞「農民」の担当者さんがご病気で休まれていたため、私の連載もずっとお休みの状態になっていたのです。 そんなわけで、数カ月ぶりに野菜ボックスが、奈良産直センターからとどきました。ぶなしめじ、たまねぎ、トマト(どっさり一キロ)、アスパラガス、うまい菜、ルッコラ、サラダ水菜、サニーレタス、びわです。
●1日目*さっぱり混ぜごはんのガーリックライス* 1.材料の用意をする。たまねぎ100g、トマト1個(150g)は1cm角に切る。にんにく8かけは薄切りにする。しめじ100gは根元を切り、小房に分ける。牛肉薄切り肉200gは2cmくらいに切る。 2.中華鍋またはフライパンに、オリーブ油大さじ1とバター15gを熱し、にんにくを中央がベージュ色になるまで炒める。 3.火を強め、たまねぎを入れて炒め、さらに牛肉としめじ、オイスターソース大さじ1・5、塩ふたつまみ、こしょう少々を入れて炒める。 4.最後に火を止めてトマトを入れ、温かいごはん600gを加えて混ぜる。味をみて足りないようなら塩を足す。お皿に盛って、サニーレタスとトマトを添える。 オイスターソースは牡蠣のうまみの中華調味料で、炒め物の味付けに便利です。一本持っていてソンはありませんよ。 *うまい菜のおひたし* 「うまい菜」を初めて食べました。ボックス通信でお薦めの鰹節たっぷりのお浸しにしたら厚みがある葉がうまみ強く、サクサクと歯ざわりがとてもおいしかったです。 *たまねぎとわかめの味噌汁*
●2日目*アスパラガスとたまねぎのカニあんかけ* *水菜と豆腐の和風サラダ*
●3日目*ごはんピザ、生トマトと生ルッコラ乗せ* *サニーレタスとたまねぎのサラダ*
ところで、今回はこれでトマトも使い切ったのですが、ベトナムで覚えてきた夏場においしいトマトのシェイク(スムージーとも言う)をご紹介します。トマトがたくさんある時、おやつに作ってみてください。 *4人分でトマト400g、コンデンスミルク(いちごにかける甘い濃縮ミルク)100g、氷400gをミキサーにいれて攪拌し、冷蔵庫で冷やしておいたグラスに入れる。
さて、この連載は今回で最終回です。昨年三月より、全国の産直センターの皆様から野菜を送っていただいて作ってきました。貴重な野菜をありがとうございました。 これまでのレシピをまとめた本をこの秋「かもがわ出版」より出版します。野菜を献立の中心にすえ、もっとたくさん食べよう、産直野菜を利用しようという内容です。いま原稿のまとめをがんばっています。お楽しみに!
安全でおいしい高原野菜夏じゅうできます大和高原野菜部会今回のボックスの内容は、主に奈良・大和高原の野菜です。関西のなかでは珍しい標高五百メートル前後の高原で、夏じゅう高原野菜ができます。でも冬はハウスのなかも凍りつくほどの寒さです。 減農薬または無農薬で栽培しています。虫はおもに防虫ネットを使っていますが、タイミングがずれるとハウス全体が畑の肥やしになることもしばしば…。ほうれん草ばかり作っていた土壌が疲弊しており、輪作体系を上手にとりながら永続的な農業を目指しています。 大和高原野菜部会は、昨年から奈良産直センターに入り、みなさんに高原のほうれん草、小松菜、サラダ菜やルッコラなどのハーブを届けている七軒の農家(写真〈写真はありません〉)です。 メンバーは、部会長でほうれん草栽培三十年のベテラン美浪、昨年初めての子どもが生まれた龍見、脱サラ百姓三年目の山浦、二十代で入植して百姓を初めて間もない福角兄弟、孫の顔をみながら楽しんで農業をやっている東田、向井、藤岡の三人です。 安全でおいしい高原野菜をお届けします。
(新聞「農民」2003.8.25付)
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[2003年8月]
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