「農民」記事データベース20030825-599-06

「地産地消」の“かあちゃんの店”の

農協支所女性部と交流

岡山食健連

関連/ものづくり・組織づくり学ぼう


 岡山県民の食料と健康を守る会(岡山食健連)は七月五日、「安全で豊かな食は『地産地消』から」と、地場産の野菜や加工品を「かあちゃんの店」(写真〈写真はありません〉)で販売しているJA岡山備南支所女性部のみなさんと交流しました。

 おかあちゃんたちのとりくみに学び、生産者、消費者の役割を考えてみようと岡山市内の消費者など三十人が参加しました。

 交流会では、坪井貞夫岡山食健連事務局長(岡山農民連書記長)のあいさつの後、店の設立にかかわった佐藤富恵さんが次のように報告。

 「三年前から計画・準備し、開店当初は悪条件もありましたが、最近ではプレハブを建て、看板もかかげています。わずかな売り上げから始まりましたが、生産者の粘り強い努力に支えられ、開催日数を増やし、『新鮮、安全、安心で、とびっきり安い』の評判も広がってきました。地場の食材で作った弁当やまきずしなど加工品も好調です」

 農家のかあちゃんたちは、自分で作ったものが売れるという楽しみを励みにがんばっています。

 交流会では、加茂川産直組合の畑野勝利さんの経験なども報告され、手作りの特製弁当を食べながら懇談しました。

(中国ブロック編集協力員三澤市郎=岡山県農民連)


ものづくり・組織づくり学ぼう

長野の農民連と産直協 紀ノ川農協、産直センター視察

 長野県農民連と同産直協議会は七月七〜八日、和歌山・紀ノ川農協と奈良産直センターの視察・研修に行きました。先進地に学んで「ものづくり」運動と組織づくりを前進させようと二十四人が参加。

 紀ノ川農協では、宇田篤弘組合長らから、部会の作り方やインショップの運営方法、営農指導の仕方などを教わり、実際に園地を見学して、組織運営について交流。奈良産直センターでは、生産者の出荷状況の把握、集出荷の丁寧な仕組みなどについて学びました。

 「あの傾斜地でよく作っている。比較的平坦なわれわれはもっとがんばらなければ」と園地を見た参加者。また「女性のパワーを引き出す女性部、担い手としての青年部、それぞれの役割の重要性を感じた」といった感想も聞かれました。

(長野県農民連 宮沢国夫)

(新聞「農民」2003.8.25付)
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2003年8月

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