「農民」記事データベース20030721-595-11

新婦人と農民連が鑑賞会

ホタルの舞いに歓声

石 川


 台風6号が過ぎ去った六月二十一日、石川新婦人・石川農民連共催の「ほたる鑑賞会」が行われました(写真〈写真はありません〉)。

 夜七時半、農民連事務所に八十人(子ども三十人、大人五十人)を超える参加者が集合。車十五台を連ねてほたるの宿に出発。

 薄暗くなりはじめた八時、一つ二つと蛍火がともると、子どもたちから歓声が上がり、「ホーホーほーたる来い」の歌が流れます。時がたつにつれ、山の木や田んぼに舞う無数のほたる……。

 「手から手へ蛍うつしてみつめいる/子らはしじまに夢みるごとく」

 「露結ぶ青田の風の涼しきを/ほしいままに飛ぶ蛍はいとし」

 (新婦人会員、家正子さん歌日記より)

 ほたるの感動に酔いしれ、時間があっという間に過ぎました。田んぼの生き物がどんどん少なくなるなか、その生き物を取り戻そうと無農薬栽培に取り組み、新しい生き物を発見するたびに手をたたいて喜び感動する自分……。自然のすばらしさ、その自然を守る大切さをしみじみ思う一夜でした。

 十時に事務所前にて解散。解散の後、アキアカネの羽化を見たいという有志で牧田家の田んぼへ出掛け、運良く畦ぎわで羽化したばかりのアキアカネを発見。大歓声と感動がありました。

(石川農民連 牧田孝允)

(新聞「農民」2003.7.21付)
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2003年7月

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