うまい米作りの努力わかった長野・佐久の農家と交流 東京・中野区の米屋さん10人
東京・中野区の米屋さん十人が六月二十九日、長野・佐久地方を訪れ、「佐久楽農倶楽部」の斎藤増夫米部会長ら、稲作農家と交流しました。 米卸の行事として訪れた米屋さんの代表は、全国商工団体連合会(全商連)の市川喜一会長。市川さんは、東京米穀小売商業組合(東米商)の中野支部長も務めています。 アイガモの田んぼや米ヌカ除草の水田などを視察し、農家と語らう米屋さんの表情は、真剣そのもの。新田開発事業の苦労を今に伝える「五郎兵衛記念館」から見る佐久平には、小屋があちこちに点在し、それが「はざ木」をしまっている小屋とわかると、たいへん興味をもった様子でした。 強粘土質の土壌で採れた、おいしい「五郎兵衛米」のふるさと、浅科村では、地元の女性会員が作った昼食をとりながら交流。おにぎりや野菜・山菜の煮物、地物レタスのサラダなど、献立はどれも心のこもった品々。長野農民連の宮沢国夫事務局長は、「米卸、米屋さんと一緒に、国産を求める消費者に“顔の見える”準産直米を届けて『米改革』を押し返していきたい」と呼びかけました。 市川さんは「たいへん親切にしてもらい、努力しておいしいお米を作っていることがよくわかった。稲作がつぶされれば、米屋もなくなる。量販店と違って、米屋はいろいろな産地・銘柄の米をそろえなければならず、米卸を通して各地の農民連の米を扱える準産直米は、いいとりくみだと思う」と語っていました。 (佐久産直センター 土屋 浄)
(新聞「農民」2003.7.21付)
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[2003年7月]
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