「農民」記事データベース20030707-593-17

「お疲れ様」

アイガモに感謝する日高ツエさん


 梅雨が立て続けにきたような長雨と大雨に、アイガモたちも「ブルブル」と寒そう。この日は、珍しく快晴になり、カモの食欲が旺盛です。

 宮崎の早期水稲(コシヒカリ)の稲刈りは、天気の回復次第で七月中旬以降に始まると予測されています。

 宮崎市の宮崎中央農民組合員・日高ツエさん(61)は、四十五アールの畑でボックス用の野菜、百アールの水田で産直用のアイガモ米を作っています。

 「君たちの役目も六月いっぱいで終わりだよ。どうも、お疲れ様」とアイガモたちの働きぶりに感謝する日高さん。「やっぱ田ん草取りが一番のさんネ」と言いながらも、体の不自由な夫の声援を背に、手押しの中耕除草機で水田除草に奮闘する毎日です。

 今年の早期水稲は、日照時間、積算温度が大幅に不足しており、一刻も早い天候の回復が望まれています。

(九州ブロック編集協力員 山内澄夫=宮崎中央農民組合)

(新聞「農民」2003.7.7付)
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2003年7月

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