大豆トラストみそ汁、野菜ピザで交流安全な産直物 何よりの宝広島県農民連と新婦人呉支部
広島県農民連は六月七日、新婦人呉支部との産直交流会を行い、三十人が参加しました。 会場となったのは、黒瀬町にある村田学さんの鉄工所。村田さんは広島県青年部が取り組んでいる大豆トラスト畑の会員です。交流会は職業訓練生が実習で造った木造の東屋と、大きな丸太椅子を使って行われました。 自家野菜の新タマネギ、ジャガイモ、サニーレタス、旬の淡竹(タケノコ)のほか、大豆トラストによる減塩味噌などを持ち寄り、その場で調理。山土手際にある三つの鉄製釜で飯を炊き、その横に据えられた高さ三メートルの吊り鍋を使って新鮮な野菜と大豆トラスト味噌入りの香り良いみそ汁を作りました。ご飯は新婦人のみなさんがおにぎりにしました。 会場では野菜を豊富に使った手づくりピザもふるまわれました。ピザは村田さん手造りのパン焼き釜を使い、その場で焼き上げたもの。どの一品も味が格別で、食卓に並んだごちそうを前に会話もはずみました。 交流会では、新婦人呉支部の深毛トシエさんが歓迎とお礼の挨拶。農民連の杉本隆之委員長と吉村正登事務局長も挨拶し、交流会が活力となり、日本農業を守る力になっていることなどを話しながら、食と農を守る運動を強めてともに健康を守ろうと訴えました。 新婦人の皆さんからは「少々高くても安心して食べられる産直物が何よりの宝。今後もさらに交流を深めよう」との声が出され、輸入農産物の残留農薬検査を行う食品分析センターに五千円のカンパが寄せられました。 この交流会には、四月に農民連に入ったばかりの白砂半次郎さんも参加。「みなさん気持ちがいい方ばかりで、農業を守るため力一杯がんばっている。新婦人という安全と安心をモットーにした自覚の高い消費者に会えてうれしい」と感想を述べていました。 (中国ブロック編集協力員 杉本隆之=広島県農民連)
(新聞「農民」2003.6.30付)
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[2003年6月]
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