“もの作り”運動 地域から大きく多様な産直探究 東海ネット設立
東海四県と長野県の農民連が参加する「有限会社農民連ふるさとネットワーク東海」の設立総会が五月二十八日、名古屋市内で開かれました(写真〈写真はありません〉)。総会には、名古屋北部市場に加工ダイコンを出荷している鹿児島の大崎町農民連、ジャガイモ・玉ネギをリレー出荷している供給センター長崎や北海道の小清水産直センター、東海コープと取引のある関東、関西の産直組織も参加して、四十二人が集まりました。 「流通の変化に対応した多様な産直の探求を」の提起を受けて九八年に発足した東海ネットは、暗中模索のなか、名古屋北部市場との提携や生鮮市などの取り組みを通じて、作ったものをすべて売り切る仕組みができつつあります。 総会では、東海エリアの消費者に責任を持つ組織として「地域からもの作り運動を大きく広げよう」「全国ネットワークの力で消費者の要求に応えていこう」と意気高く語られました。 来賓として参加した名古屋北部市場「名果」の柴田和秀副部長は「最初は“点”だった農民連の荷は“線”になり、ようやく市場でも認知されてきた。組織をもっと大きくして特徴のある荷をどんどん届けてほしい」と期待を寄せます。新婦人愛知県本部の水野磯子会長からは「これからも安全でおいしい国産の農産物を通じて、生産者・消費者が手を組んで、日本文化の源流、農業・農村を守り、今の農政を変えていきましょう」と激励されました。 (愛知農民連・本多 正一)
(新聞「農民」2003.6.30付)
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[2003年6月]
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