松尾佐知子のやっぱりごはん(月2回掲載)
「冷やし中華もおいしいけど、すぐにおなかがペコペコになっちゃう」と、今年社会人になった娘。空の弁当箱を出しながら「やっぱりご飯の力はすばらしい」という。「そうね。ご飯は腹もちがいいからね」。 学校で給食を食べる私は、毎日、娘と夫、義父の三人分のお弁当を作っている。お弁当作りの力強い味方は、なんといっても神奈川農畜産物供給センターの産直豚肉。初めてこれを口にした時の感動は今でも忘れない。とにかく臭くなくて、やわらかくて、香ばしい。 その豚肉を生姜焼き、野菜巻き、竜田揚げ、ピーマンの肉詰め、みそカツ、肉そぼろ、酢豚と、日替わりで料理。分量もちょうどいいし、冷めても固くならない、栄養価も高くて言うことなし。 卵焼きは、主菜と味が重ならないように甘くしたり、ノリ、ネギ、大葉などを入れて変化をつける。あとは緑や赤の野菜料理を三品、ペーパータオルで汁気をとって弁当箱に入れると、華やかで生き生きとしてくる。ご飯の上に、昆布や梅干しなどをちょいとのせて、お弁当の出来上がり。気分上々の私を横目に、麺好きの夫は「たまにはソバも食べたい」とポツリ…。
イラスト・松尾友子
帯広名物にチャレンジ豚 丼
(新聞「農民」2003.6.23付)
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[2003年6月]
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