「農民」記事データベース20030616-590-10

福島・浜通り青年部

“オッ、かなり曲がったゾ”

古代米共同田植え


 浜通り農業を守る会青年部は五月十日、共同で取り組んでいる黒紫米(古代米)の田植え作業を行いました。

 花や野菜を生産している青年が、取り組んでいるため、種まき、田んぼへの肥料散布と耕起、代掻きなど、すべてが初めての体験。田植え前の代かき作業では、心土が深い田んぼの一角でトラクターが埋まって動けなくなるハプニングも。

 こんな場所は田植え機も入れず、手で植えるハメになりました。

 「こんな間隔でいいのか?」「ああ! かなり曲がっているよ」と慣れない手作業でしたが、終わる頃には、かなりきれいに植えられるように上達。農家の方が、手植えを珍しそうに眺めながら「がんばれ!」と応援する場面も。手植えの後は、田植え機を使い、この日、約三反歩(三十アール)の田んぼに黒紫米を植え終わりました。今後は畦の草刈り、追肥などの作業が待ち構えていますが、今から秋の収穫が楽しみです。

(福島県青年部 佐々木健洋)

(新聞「農民」2003.6.16付)
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2003年6月

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