全国農業委員会会長大会会場前で宣伝「米改革」では稲作が崩壊する全国食健連 農民連
飛び入りで配布する会長も全国食健連と農民連は五月二十七日、東京・日比谷公会堂で開かれた「全国農業委員会会長大会」の会場前で、米つぶしの米改革を特集した新聞「農民」号外を配布しました。会場前では、千葉、神奈川、茨城などからかけつけた仲間が配布した号外をほとんどの人が受け取り、なかには飛び入りで一緒に配布した農業委員会長もいました。 宣伝参加者は「政府の米つぶしは許さず、国民の主食・お米と田んぼ、ふるさとを守りましょう」と書いた横断幕を掲げ、ハンドマイクで「地域農業と農村を守る農業委員会の活動、ご苦労さまです」と敬意を表しながら参加者を激励。「農家が安心して生活できる米価を国の責任で実現を」、「米を市場まかせにする食糧法改悪はやめさせよう」と訴えました。 この宣伝は、新聞「農民」読者で米改革特集を読んだ、福岡県のある農業委員会事務局長が、「米改革は大問題。しかし農民や農業委員に十分知らされていない。全国農業委員会会長大会で宣伝してほしい」と農民連に要請したことがキッカケ。 会場では、この事務局長のほかにも声をかけてくる人が何人もいてその場で対話になり、島根県のある農業委員会長は「今ですら後継者問題が深刻なのに、米改革がやられたら大変なことになる。外米輸入も許せない」と怒りをあらわに。 また「年間七十七万トンもの米が輸入され、九十万トンも余って倉庫に保管されている。一トンあたり一万二千円、全部で百八億円もの税金が、外米保管のために使われている」などと訴えると、多くの大会参加者が足をとめ、聞き入っていました。
(新聞「農民」2003.6.9付)
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[2003年6月]
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