千葉・多古町二百人の小学生が田植え体験
総合学習で農業体験に取り組んでいる東京都内にある二つの小学校の生徒と先生、およそ二百人が四月三十日、千葉県にある多古町旬の味産直センターで田植えや竹の子堀り、卵とりを体験。野菜ボックスのセットセンターや堆肥センターなどを見学しました。 東京都、江東区にある辰巳小学校からは七十人の生徒が参加しました。 最初に野菜ボックスの箱詰め作業を見学した生徒はさっそく田んぼに移動。苗の植え方を教わったあと、「キャー、ワー」と歓声をあげながら、農家があらかじめ引いておいた三十センチ角の線にあわせて苗を植え付けます。横一列に並んだ生徒たちは、泥に足をとられながらも、一時間足らずで十アールの田んぼにコシヒカリの苗を植え終りました。 この日は曇りで、途中から雨が降るあいにくの天気でしたが、都会で暮らしている生徒たちは、田んぼの水面を風が渡り、鳥とカエルの鳴き声がするなか、水路にいたアマガエルを見つけると興味深々で追いかけていました。 田植えで汗を流した生徒たちは、産直センターの交流施設「しんのみくうかん」で野菜とキノコの天ぷらやおにぎり、豚汁など、野菜をふんだんに使った昼食を済ませたあと、卵とりを行うなど、農村の子どもであってもなかなかできない貴重な体験をしていました。
(新聞「農民」2003.5.19付)
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[2003年5月]
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