スタートから半年　喜ぶ顔に励まされて

東京・千住、ガーデンメッセ産直ひろば　盛大に“春まつり”

　東京・足立区千住のガーデンメッセに、「安全でおいしいものがいっぱい」と評判の農民連産直ひろばができて半年。三月最後の日曜日の三十日、お客さんへの感謝を込めて「春まつり」が開かれました。

特設ステージ飛び入りも

　客席では、子どもづれのお母さんやカップルらが茨城の手打ちそば、千葉のきな粉もち、秋田の岩魚の塩焼きや豚肉のしゃぶしゃぶなどをほおばりながら、舞台に見入っていました。またお父さんたちは、茨城の「メッセ春祭り記念醸造｣ビール｢大地の詩」でのどを潤しながら楽しんでいました。

　「歩いてこれるお客さんは随分と定着してきました。自転車でくる人で初めての人も結構います。暖かくなってきたのでトマトはすごくおいしくなってきたし、野菜本来の甘みが増してきました。野菜は生き物なので気が抜けなくて、つらいと思うこともあるけど、お客さんの喜ぶ顔に励まされています」と、店長の塚越正博さん（26）。

　この日は、家族連れが目立ち、入場者数は普段の日曜日の三倍、三千人と大盛況でした。

　新聞の折込広告を見て、南千住から自転車でやってきたという磯部富子さん（62）は、「売り場が、こんなに広いのにびっくりしました。野菜は安いし､新鮮で､産地がはっきりしているのが､なによりね｡きてよかった｡楽しみが一つできました。こんどは近所の人も誘ってきます」と、本当にうれしそうでした。